ABOUT

本CRESTでは,知覚と感情を媒介する認知フィーリングの動作原理を,脳の一般原理である「予測情報処理」理論に基づいて,構成的・解析的に解明することを目的とします.認知フィーリングとは,知覚体験をどのくらい知っているのか(熟知感),それが確からしいのか(確信感),どのくらい現実味があるのか(現実感),そして流暢に処理ができるのか(処理可能感)などを指し,それらを介して知覚に対する快/不快などの感情が生じると考えられます.認知フィーリングの機序を明らかにすることで,知覚と感情を含むマルチセンシングの原理を包括的に理解します.

MEMBERS

認知フィーリングの動作原理を構成的・解析的アプローチから解明するため,各分野の専門知識を持つ研究者が結集しました.人の脳を模した人工神経回路モデルを創ることで,認知フィーリングの原理を構成的に検証する発達ロボティクスと計算論的精神医学,VRを用いて人の認知フィーリングを操作し,第一人称視点から主観的体験を現象論的に解析することで原理仮説を検証する当事者研究と身体性認知科学.これまでにない超学際研究により,認知フィーリングの動作原理を解明します.

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